『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』総括
映画を観た後にノベライズ版を読み終えた感想を以下に綴ります。ネタバレをして欲しくない人はブラウザバックを推奨します。
①内容理解について
書籍>映画です。
特に3,4回目のもしもの世界において典道の心中にえ世界観について重要な内容が語られるのですが、映画ではそこがカットされているとまでは言いませんが一度視聴するだけでそこまで類推するのはかなり厳しいです。
特に、モドリ玉(書籍限定の単語)が海から出でて海に帰ることでもしもの世界がなくなるという推察、典道が本当はどこに戻ればよいのかと決意を固めたところ、典道がなづなを見上げて涙を流した理由の3つ。
映画では繰り返すたびに典道の願いを叶えるために世界自体が歪になっていることしか分かりません。
②楽しむ順について
オススメは映画→書籍です。
小説版は台本のような構成の部分があり、最後のもしもの世界は雰囲気しか掴めない(映画版では見所)ので映画から観ないと完全には分かりません。ただし、映画を観て不満だった人が書籍を読んで満足できるかと言われても保証は出来ませんが。
③映画のラストについて
書籍版でも答えは出ません。書籍の内容によると最後のもしも世界の状態が現実に上書きされると推測できますが、なぜ典道がいないのかの説明はできません。恐らく観客の想像で補う部分なのでしょうが今でも投げすぎだと思います、むしろない方が良かったのかも。
④まとめ
無理して観る必要も読む必要もありません。終盤の映像は結構綺麗なので見所はあります。ストーリーは不満と謎だらけ。
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)