ゲーム備忘録『パワプロクンポケット』

お久しぶりです、うるうるです。

最近新しいゲームを色々始めているものの、システムになれないうちは苦しいときも多くて昔やってたああいうゲームがやりたいなぁ、と思い出すことが多かったんですよ。

その中でもパワプロクンポケット、通称パワポケは今でも新作が出ないかと時たま願う大好きな作品でしたので思い出したついでに備忘録として残しておこうかなと思い立ちました。

ぼくが主にプレイしたのは11-14なのでそこだけですね。気になるところや思い出深い部分だけでも読んでいってください。

パワポケについて

パワポケってそもそもどんなゲーム？と言われたら、パワプロのサクセス部分に力を入れたゲームです。サクセスは主に表サクセスと裏サクセスの2種類に分かれていて、表サクセスでは1-14までつながっている陰謀SFオカルトファンタジー全部乗せのストーリーが野球選手育成の裏で展開されています。主に5人の彼女のルートが存在し、それらのうちのどれかが裏ストーリーにつながっています。大体練習をするより女と遊んでた方が強い野球選手になります。
裏サクセスは作品によって全くシステムが異なり、宇宙人が地球に侵略してきたり惑星間貿易で財を成したり遺跡に潜って巨大ロボと戦ったりするついでに野球選手を作成します。異世界だろうが江戸時代だろうが大航海時代だろうが野球選手を作ります。
プレイしたことない方には意味が分からないかもしれませんがホントに事実をそのまま書いてるだけで嘘偽り一切ないので興味を持った方はぜひプレイして真相を確かめてください。

パワポケ11

表サクセス：新球団ナマーズ編

冴えないプロ野球選手の主人公がランプの魔人と契約をするところから物語が始まります。「今年中に1軍へ上がる」・「1年後に年俸5000万円になる」・「2年後にナマーズが優勝する」の3つの願いをした主人公は魔人の力により、3つの願いをかなえないと死ぬ呪いをかけられます。死を防ぐため野球に命をかけ奮闘する物語です。
彼女候補は5+1(超人伝)+1人(神条紫杏)います。思い出深いキャラだけ紹介します。

浜野朱里

今作の裏ストーリー担当。8歳だった気がする。パワポケ10から引き続き登場。前作で主人公ととあるヒロインの仲を引き裂いた実行犯のため不人気キャラ。
一発即死の時限付き選択肢が数多ある難易度の高いルート。
強化人間で、裏組織のジャッジメントから脱走しているため、ジャッジメントの超能力者たちとジョジョばりの戦闘を繰り広げることになる。

オールB程度の野手なら比較的容易に作成できるためお気に入りだった。

シズヤ

ランプの魔人2号。こっちは願いを叶えようとしてくれる。ただし、力不足で術がうまくいっても能力値が多少伸びる程度の成果しかない。しかも術が失敗すると生命力が下がり、ゼロになると消滅してルート自体が消滅する。実年齢は何歳なんでしょうね？
通常の彼女とは違い、好感度をあげイベントを起こすだけでは攻略不可で、度々術を成功させてシズヤ自身の術レベルを上昇させないとグッドエンディングにたどり着くことができない。小学生のぼくではフラグと生命力の管理ができずグッドエンドのアルバムを埋められていない。ムカつく。
しかもそこまで介護してあげても最後に魔人を封印するそこそこ難易度の高いミニゲームを成功させなくてはならない。ボケナス。

神条紫杏(11)

パワポケ10で彼女候補だったが、正史では主人公と添い遂げることなくジャッジメントの会長として君臨している。演技能力が異次元に高いだけの精神力の怪物。パワポケシリーズ最大の人気キャラ。人気の理由はやればわかる。
ゲーム内ポイントで購入できる追加ストーリーで疑似的にヒロインのような立場にある。かわいいしかっこいい。
ジャッジメントを手中に収め、もう一つの大企業であるオオガミと合併しツナミグループを設立。世界を支配する体制を整えるがヒステリー女に狙撃され死亡。あのゴミが生きてるの未だに許せん。

紫杏のアルバムの桃ノ木の精の話は全パワポケのアルバムの中で1番好き。

裏サクセス：怪奇ハタ人間編

宇宙人が地球に侵略しにきて、人間の頭にハタを刺す。刺された人間は思考力のあるゾンビと化し、無事な人間を見つけると襲い掛かってくるためサバイバルを行うというストーリー。
全裏サクセスの中で最高傑作と名高いモード。RPGとしての出来が非常によく、下手をすればこれだけでも金をとれたレベル。スキル粘りや装備粘りなどをキチンと行えば非常に強いPTを組むことができる。対策をとらないと裏ボスが非常に苦しいがちゃんと対策を立て挑むことで突破が可能になる完璧なバランス調整のなされた作品。苦しい人のためのバグ技や壊れスキルなども存在しており非常に楽しかった。
裏ボスは一発ギャグ感があるが、普通に強いのもムカつく。

パワポケ12

表サクセス：電脳野球編

主人公は就活に失敗したフリーターで、人が失踪する野球ゲームの謎を追う。野球ゲームをするだけで主人公は野球をしない。事件は全編野球ゲームとそれにまつわる噂を究明することで進む。野球をしないが、現実世界で能力を鍛えると野球ゲームの中でも自分の操作キャラの能力が上がるらしい。かなり不評だったらしい、まぁ野球しないし。

浅井蓮

地味にトラウマもののバッドエンドを持つヤンデレ寄りのヒロイン。このゲームを楽しんでる人には申し訳ないがまともに見られるヒロインはこの子だけ。あとのやつらが問題を抱えすぎている。
まぁまぁ難易度が高いがそれに見合った結果をくれるし、弾道が上がる（重要）。ただしラストのグッドとバッドを決める高難易度のミニゲームは許さない。突破してもその直後の時限式選択肢もある(2敗)。パワポケ12の表サクセスが難しい原因の一人。でもかわいい。

パカーディ・ハイネン

通称パカ。パワポケ史上最悪のバッドエンド持ち。バカ。名悪役のジオット・セヴェルスの情報を引き出すために存在してるともいえなくもない。バカだけどわりとかわいい。

ピンク

今回の裏ストーリー担当。11歳ぐらい。強化人間とかではなくそもそも超存在。未来予測ができるが反射神経が壊滅しており、未来予測をしてなお通常の人間程度の運動性能しか発揮できない。主人公と合体して主人公が身体の主導権を握ることにより未来予測を有効に使い動けるようになった。作中の強キャラダークスピアとの戦闘シーンは結構お気に入り。パワポケ14でも主人公と合体した状態で最終戦争に参戦してくる。
バカだし無礼だからヒロインとしてはあんまり好きじゃない。

裏サクセス：秘密結社編

怪物狩りである主人公が依頼を受けてとある街にくるところからスタート。人間を脅かす吸血鬼や化け物ムカデなどの怪物集団を倒して回る。
ハタ人間と双璧をなす完成度のRPG。ただし時限式のクエストや条件を満たすのが厳しいクエストが非常に多く、バグ技を使用せずに全イベントを見るのは相当のリセット回数と運と根気が必要。
前作ほど壊れスキルやアイテムがあるわけではないので、スキル粘りの重要度は下がっている。ただし、裏ボスまで攻略したいのならば主人公だけでも粘った方がいい。
前作よりアイテムや攻撃手段が多彩になり、戦闘の幅が広がったように見えるが強い行動は少ないので実質前作と択はあまり変わらない。
アルバム埋めるために裏ボスを周回しなきゃいけないのがキツイ。途中で諦めてしまった。

ここからシズヤが毎回裏サクセスに登場する。裏ボスより強い。

パワポケ13

表サクセス：逆襲球児編

強豪校にスポーツ推薦で入ってきたエリートが主人公。開幕早々にケガで能力がダウンし、戦力外通告を受け分校に飛ばされる。見返すために本校を地方大会で撃破し甲子園へ行くと決意する。表のストーリーが非常にわかりやすく、燃えるポイントがあり、勝とうという気分にちゃんとさせてくれる作品。一番の名シーンである本校の混黒高校との決勝戦のBGM「逆襲の時!」がパワポケシリーズで最も気に入っているBGMになるくらい盛り上げてくれる。
個人的にパワポケの中で最高の表サクセス。基本ストーリーが面白いので周回が苦ではなく、各彼女のルートも良質なものが多くプレイしがいのある作品。最難関のルートもグッドとバッドの最終分岐が非常に強い相手に野球で勝つことなので、野球ゲームとしての目的に沿っているのもよい。

雨崎千羽矢

今作の裏ストーリーのメイン担当。ライバルの妹であり非常にあざとい。イベントが進むと生物兵器として覚醒し、作中で5指に入る戦闘能力を発揮する。アルバムだけで3種類用意されており、複雑な分岐がある。正史がどうなっているのかいまいちわからないが、14には彼女のクローンが生物兵器として登場する。

一ノ宮桜花

今作の最難関彼女候補であり、強い選手を作成するためには実質彼女一択となるため誰もがお世話になり、また誰もがそのフラグ管理の難易度とグッドにたどり着く難易度により心にダメージを追う存在。アルバムコンプの最後の障害として立ちふさがり非常に苦しめられた。彼女のストーリー自体は特筆して面白いといえないのが欠点。ゲーム的には非常に面白いのだが。

七島麻美

シンプルな彼女候補。彼女のルートを進めると親友キャラで隠しヒロインである川田由良里のルートに分岐できる。七島麻美より川田由良里の方が人気がある不憫キャラ。ぼくは七島派です。ぼくの前で彼女を負けヒロインと呼ぶのはやめなさい。

あと、学校で弾道が上がる。

裏サクセス：海洋冒険編

船での航海パートと白兵戦の2パートに分かれたRPG。世界を冒険してお宝を見つけ出し、野球選手人形を作成する。
航海パートは船の性能でほぼ結果が決まり、白兵戦パートはとれる選択肢が少なすぎる上にスキルや装備の影響も薄いので非常に不満だった。アルバムコンプ程度であまりプレイをしていないが極端に強い選手も作れず不遇な作品というイメージ。
ミーナのアルバムだけはめちゃくちゃ評価している。

パワポケ14

表サクセス：燃えろ！魔球リーグ編

主人公はなんと小学生。メガネ三人の父親の元育った野球の申し子の主人公がある日魔球を投げることができてしまう。その日以降世界各地で魔球を投げる小学生が登場していき、魔球アリでの野球で全国・世界大会の制覇を目指す、というのが表ストーリー。今まで裏で展開していたファンタジーやSF要素が表ストーリーにまで侵略を果たし、裏ストーリーではこれまでのパワポケシリーズの集大成となる最後の決戦が行われる。日常部分でも今までのシリーズのキャラが大勢登場しあちこちで最終作らしき展開を繰り広げる。
小学生だし、基本システムに魔球とか魔打法とかわけわからんのが絡むしで若干のとっつきにくさはあるものの、長く続いた物語の終わりを見ることができて非常に満足した。ただ、彼女ルートは小学生ゆえに恋愛要素は極端に薄い、というかないキャラもいる。
最終決戦の世界最強の犬井VS執念のジオット・セヴェルスのシーンが一番好き。もはや野球とか一切関係ないけどね。

上守阪奈

少年野球らしくチームに交じってる女の子。魔球を投げる主人公に嫉妬し、尊敬し、好意を抱くという小学生らしい健全な展開。
その実裏ストーリーにも絡んできてまぁまぁ複雑な気分になった。しかも急に世界最強とか言われるし。こいつの話は裏ストーリーの中でもぶっ飛び具合が半端じゃない。

夏目准

スニーカーをくれるおば・・・お姉さん。なんかメイド服着てたり不穏な過去をにおわせて来たり小学生を愚痴に付き合わせたりしてくるが最終的にしてることはスニーカーをくれるだけ。攻略するためのランダム要素があまりにも大きくて付き合いきれなくて攻略できていない。二度とやらんわクソBBA。

天月紗矢香

このゲームの最終到達地点。小学6年生の主人公よりも更に年下の小学三年生。主人公も小学生なので犯罪じゃありません。グッド・トゥルーエンドに到達するために難易度の高い試練とそれにさえ見合わないくらいの膨大なリターンを返してくれる幼女。紗矢香様とキャッチボールするだけで練習の3倍以上の効率で選手が育っていく光景を初めて見たとき笑いが止まらなかった。
バグ利用なしで間違いなく最強の選手を育成可能なルートであるため一通り遊び終えたあと一生攻略し続けていた。多分今でも攻略サイトなしで強化キャッチボール解放までいける。

裏サクセス：札侍編

40-60枚のカードを使って相手と野球をして点数の大きいほうが勝ち！
何を言ってるのかわからなくてもそういうゲームである。前までのRPGではなく急にカードゲームと化した裏サクセス。江戸時代くらいに決闘や戦争の代わりに札野球で決着をつける世界で日本全国を行脚し敵対勢力を葬っていくストーリー。物語性は薄く、カードゲームとしてはそれなりには面白いもののデッキの構築幅があまり大きくないのでいつか飽きが来てしまうなんとも微妙な作品。
作成できる野球選手もそれなりの能力にはなるものの表サクセスには公式チートの天月紗矢香が存在するため日の目を見ることはないと思われる。
アルバム全解禁も相当の運量が必要でコンプ前に諦めてしまった。

おわりに

これらのパワポケ作品をプレイしてしまったせいでノベルゲーをプレイするようになってしまった。しかし、いくつプレイしてもパワポケのように彼女攻略以外の要素を目的に複数回周回するモチベーションを沸かせてくれる作品はありませんでした。
パワプロのサクセスじゃ物足りないのでまた新しくパワポケ系統のゲームが出ることを日々願っております。

紫杏と並ぶキャラには中々会えんなぁ。